スカパーJSAT、仏企業と調達契約 27年打ち上げの次世代通信衛星
スカパーJSATは27日、フランスのThales Alenia Space(タレスアレニアスペース)と通信衛星「JSAT-31」の調達契約を締結したと明らかにした。 「JSAT-31」は、日本で初めて採用されたタレスアレニアスペース製の通信衛星となる。 同社は「JSAT-31」を含む次世代衛星による新たな通信サービスでグローバル・モバイル分野を中心とした成長市場の需要に対応していく狙いだ。 「JSAT-31」は、タレスアレニアスペースの次世代衛星プラットフォーム「Space INSPIRE」を採用したフルデジタル衛星となる。同社史上最大の通信容量となるハイスループット衛星(HTS)で、KaバンドとKuバンドの周波数帯を用いて、日本、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋諸島に対し、高速大容量通信回線を提供する。2027年に打ち上げを予定している。
電波新聞社 メディア事業本部 報道部