【闘病】タバコは吸わないのになぜ「肺がん」に? 症状も全くなかった…
編集部まとめ
H・Sさんは今年で術後6年となり、後遺症はあるものの日々を懸命に過ごされています。肺腺がんはたばこを吸わない人でも発症するがんで、初期症状がないのが特徴です。進行すれば胸痛や咳、痰などで気付けますが、早期発見こそ再発・転移を防ぐためにも重要です。H・Sさんが話されたように、健康だからと過信することなく、毎年の定期健診を受けることで、異常を早期発見することができます。早期発見・早期治療こそ、あなたとご家族の命と生活を守る大事な手段です。
【体験者プロフィール】
H・S(仮称) 1960年代生まれの女性。50代の頃に5年ぶりの健康診断を受けたところ、レントゲンで肺に影が映っており、大学病院で精密検査を行い、肺腺がんとの告知を受けた。胸腔鏡手術を受け、3ヶ月毎の定期的な検査を行いながら、まもなく術後6年が経過する(取材時)。
【この記事の監修医師】
稲尾 崇(神鋼記念病院呼吸器内科) ※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。 2011年大阪大学医学部医学科卒業。天理よろづ相談所病院初期研修医、同呼吸器内科後期研修医・医員を経て2020年より神鋼記念病院呼吸器内科医長。資格は日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医、日本内科学会総合内科専門医・認定内科医。所属は日本内科学会、日本呼吸器学会、日本呼吸器内視鏡学会、日本肺高血圧・肺循環学会、日本肺癌学会、日本結核・非結核性抗酸菌症学会。
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