【湯船 vs シャワー】「1人暮らし」なら、どちらがガス代の節約になる? それぞれの金額や節約方法を解説
実家暮らしではそれほど気にしていなかったガス代も、1人暮らしとなると「高い」と感じてしまう、という人も多いのではないでしょうか。毎日のお風呂も、自分1人のために湯船にお湯をためるのはもったいなく感じませんか? 本記事では、1人暮らしの場合に湯船にお湯をためるのとシャワーで済ませるのでは、どちらがよりガス代の節約になるのか解説します。また、よりお風呂のガス代を節約する方法3つも紹介しています。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
浴槽1杯分の湯量はシャワー約16分と同じ
シャワーは1分につき約12リットルのお湯が使われます。10秒で2リットルのペットボトルと同じ水量が出ていると考えると、かなりもったいないように感じますね。 シャワーを16分使用すると、一般的な200リットルの浴槽にお湯をためたのと同じくらいの湯量になります。ただし、湯船にお湯をためていても髪や体を洗うときはシャワーを使うため、トータルの使用湯量で考えてみましょう。
実際のガス代はどれくらい?
次に、実際にシャワーや湯船にお湯をためるのに、どれくらいのガス代がかかるのかを確認してみましょう。ガス代の計算方法は次の通りです。 ・ガス代=上昇温度(度)×水量(リットル)÷熱効率(%)×発熱量(キロカロリー/立方メートル)×基準単位料金(円/立方メートル) 今回は、条件を次のように設定しました。 ・水温15度を40度まで上昇させる ・一般的な都市ガス給湯器を使用し、熱効率は80% ・都市ガスの発熱量1万750キロカロリー/立方メートル ・都市ガスの単位料金は164.61円/立方メートル(2024年3月現在の東京ガスの単位料金) これをもとに計算したガス代は図表1の通りです。 図表1
東京ガスの一般契約料 料金表Aより筆者作成 湯船にお湯をためても体や髪を洗うときにはシャワーを利用するため、シャワーと湯船を合わせたガス代も算出しました。湯船にお湯をためて5分程度のシャワー使用で済ませた場合でも、20分間シャワーを出しっぱなしにした方がガス代が安い結果となりました。