手越会見にじむ配慮 終始、明るく和やか
ジャニーズ事務所を退所した元「NEWS」の手越祐也が23日、都内で記者会見を開いた。会場には多数のメディアが集まるとともに、その様子を自身のYouTubeチャンネルで生配信した。手越は関係者やファンへの感謝と今後の意気込みを語り、会見は終始、明るく和やかな雰囲気に包まれていた。
敏腕弁護士が手越会見に同席
「よろしくお願いしまーす」 口元に笑みを浮かべジャケット姿で登壇した金髪の手越だが、表情には若干、緊張の色もうかがえた。詰めかけた報道陣に謝意を述べる様子は、ふだんのキャラとは違い礼儀正しい好青年のイメージだ。 「いろんな人がああでもないこうでもないという報道をずっと見てきて、自分の口で話したかった。いままでの気持ちだったり、いろんな人への感謝だったり、これからの野望、展望をお話できれば」と話し、会見に臨んだ。 なお日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告の弁護団の1人である高野隆氏が同席、手越の弁護を務めていることもわかった。
会場事情でタイムアップ 全方位に配慮にじむ
会見内容については既報の通りだが、会見場は終始明るく和やかな雰囲気に包まれた。プレスリリース等の関係で入れなかったメディアもあったが、コロナ禍における手越の一連の行動を報じてきた「週刊文春」も入れており、都合の悪いメディアを排除する様子はなかった。全般、好意的な空気に包まれる中で手越は、所属したジャニーズ事務所や「NEWS」をはじめ番組関係者など、これまで関係してきた人々に対する感謝の気持ちを強調。レギュラー降板となった『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)についても、オファーさえあれば全力で頑張ると話していた。 会見を取材していたウェブメディア記者は話す。 「強いて言えば『イッテQ!』レギュラー降板のせいか、日本テレビさんが普段よりやや控えめな印象を受けたんですけど、ジャニーズ事務所との契約が解除になった以上、降板は当たり前ですからね。ただ、レギュラーではなくても出演する可能性はあるわけで、『イッテQ!』に限らず手越としてはジャニーズと揉めたくないでしょうし、喧嘩別れではないことを強く印象づけたかったようです。ほぼ全方位に手越の配慮が感じられる会見内容だったと思います。まだまだ本人は質問に答える気満々の様子でしたが、会場の都合もありタイムアップとなった形です」