フェザー級王者・軍司泰斗への事実上の次期挑戦者決定戦で兼田将暉と寺田匠が対戦【K-1】
K-1が5月22日、都内で会見を開き「K-1 WORLD MAX」(7月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の追加カードを発表した。 K-1 WORLD GPフェザー級王者・軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)への実質的な次期挑戦者決定戦といっても過言ではない兼田将暉(RKS顕修塾)と寺田匠(team VASILEUS)の一戦が発表された。 兼田はK-1甲子園2017-60kgで優勝を果たし、プロとしては2022年1月のKrushからK-1グループに参戦。ここまで6戦6勝(2KO)の戦績を残している。その中には前K-1 WORLD GPフェザー級王者の椿原龍矢、軍司が判定勝ちに終わったダウサヤーム・ウォーワンチャイからのKO勝ちも含まれていることから、軍司への次期挑戦者の最右翼と目されている。 寺田は「格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR」にTEAM武尊の一員として出場。それを機に九州から上京しK-1 GYM SAGAMI-ONO KREST所属となり、2020年4月のKHAOSからK-1グループに参戦。6連勝を飾り、昨年9月には元Krushフェザー級王者・新美貴士と対戦し、初黒星。しかし11月にはイタリア・トリノで開催された「OKTAGON Torino」に参戦し、ミルコ・フルメリ(イタリア)を破りISKA世界スーパーフェザー級(オリエンタルルール)王座を獲得。今年2月にはRIZINにも参戦し、KO勝ちを収めている。
寺田は「今、フェザー級で一番強いといわれている兼田選手との試合が決まった。これで勝ったほうがタイトルマッチだと思っているので、それに向けて頑張る」、兼田は「これで勝てばタイトルマッチをやりたい。宮田さんどうですか? 僕は正直、次がタイトル戦でもいいと思っていたが、こうしてカードが組まれた以上、しっかりクリアして、次、絶対に軍司選手とやりたいので、この試合は絶対に勝ちます」と語るようにともにここで勝利しての軍司への挑戦をアピールした。 寺田は兼田については「技術に関してはフェザー級トップだと思う。それはタイミングと技の切れ。(危険な技は)ストレート」と評価したうえで「(それ以外は)自分のほうが勝っている。気持ちの強さとかスタミナとか」と語った。また「試合動画を見ていて、ジムの先輩の武尊さんとかにも試合を見てもらい“この技、使えるな”という技がいろいろあって、それを練習で試している」と準備は万端のよう。