トイレで何度も目が覚める、音に敏感で眠れない…。睡眠のプロが指南する解決のコツ
頻尿やいびきなどで、思ったように眠れていない人も多いのでは。ここでは、医師の白濱龍太郎先生、快眠セラピストの三橋美穂さん、整体師の永井峻さんに、ESSE読者から寄せられた「睡眠の悩み」を解決してもらいました。 【写真】いびき対策の枕も
Q:夜中、トイレに何度も目が覚めてしまいます
A:おなかを温めて改善するケースも 「夜中に何度もトイレに起きてしまう夜間頻尿は、体内時計が狂うことが原因。ただし、病気が隠れている場合もあるので、改善しない場合は泌尿器科の受診を」(医師・白濱先生)。 「冷えが原因のケースも。腹巻でおなかを温めることで改善することもあります」(快眠セラピスト・三橋さん)
Q:音に敏感すぎてなかなか眠れません
A:自分に合う耳栓を使うか音楽をかけるのも手 「耳栓を使って音を聞こえなくするか、リラックスできる音楽をかけて、意識を向けるのも一案」(白濱先生)。 「耳栓は、スポンジタイプとシリコンタイプがおすすめ。自分に合ったものを探して使ってみましょう」(整体師・永井さん)
Q:いびきをかいているようなのですが…
A:横を向いて寝ると、気道が確保できてラクになります 「睡眠時無呼吸症候群の可能性もあるので、一度病院の受診を。そうでない場合は、入眠時に横向きの体勢で寝ると、改善することがあります。横向きに寝ることで気道を確保しやすくなるため、いびきの回数も音量も下がる傾向があります」(白濱先生)
●横向きで寝るときには、抱き枕も効果的!
横向きで寝ると肩が縮こまったり、骨盤の位置が左右でズレたりしがちなので、抱き枕を使うと補正できて快適。三橋さん監修。 ・快眠セラピストが考えた抱きまくら ¥7590(昭和西川)
●いびき対策のための枕も
真ん中部分が盛り上がった形状で、優しく横向き寝を促し、いびきを軽減。腕肩ポケットで横寝の腕から肩をサポート。白濱先生監修。 ・ニューピース ブレス ¥16500(MTG)
●自分にぴったりの枕で改善
あおむけに寝る場合でも、枕を自分に合うものに替えるといびきが改善することが。 「年齢とともに合う枕の許容範囲が狭くなりやすく、少しの違いで変わります」(三橋さん) 自分に合う枕の選び方 ・寝返りがしやすい ・形や素材が肌に心地よく、寝たときに体の力が抜ける ・あおむけで寝てラクに呼吸ができる ・頭の収まりがよく、首にシワが寄らない ・両サイドが少し高くなっていて、横向きのとき肩に圧迫感がない
ESSE編集部