上原浩治さん、「いろいろ賛否はあると思いますけど」 ロッテ・佐々木朗希のポスティング大リーグ移籍容認に私見
巨人や大リーグ・レッドソックスで活躍した野球評論家、上原浩治さんが10日、TBS系「サンデーモーニング」のスポーツコーナーにスタジオ生出演した。ロッテ・佐々木朗希投手が、球団からポスティングシステムによる大リーグ移籍を容認された件に「メジャーで過酷な条件でどこまでできるのか楽しみもありますけども」などと私見を述べた。 【写真】佐々木朗希、死球与えたチェコ選手とツーショット 佐々木はドラフト1位で2020年にロッテ入団。22年4月10日のオリックス戦で史上最年少で完全試合を達成。23年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本の世界一奪還に貢献した。5年目の今季は自身初2桁勝利となる10勝(5敗)をマーク。大リーグからの注目は高いが、25歳未満での移籍のためにマイナー契約となり、契約金や年俸総額に制限が伴う。オリックス山本由伸のドジャース移籍に伴う譲渡金70億円超のような額には届かない。 ポスティングはNPB球団ごとに認める、認めないの態度が分かれている。上原さんは「(容認するかどうかは)球団の権利ですから。ロッテの場合は認めますと言いましたけど、認めていない球団もある。そこは本人と球団の話し合いですよね」と解説した。マイナー契約でも挑戦する道を選んだ佐々木には「いろいろ賛否はあると思いますけども。ロッテで1年間1回も(シーズン通して)投げきったことがないという声もあるし、メジャーで過酷な条件でどこまでできるのか楽しみもありますけども」とした。 その上で「このポスティングというルールが、個人的な意見として、どうなのかなというのはあります」と制度そのものへ疑問を抱いている考えを述べた。
中日スポーツ