【福岡ボート・一般】師匠と一緒に優出したい
<14日・福岡ボート・3日目> きっちり立て直した。楠原正剛(38)=福岡=は3日目の2走で2、1着をマークして大幅なポイントアップに成功。初戦を豪快なまくりで白星を挙げながら、2、3戦目は6、4着と崩れていただけに大きな意味を持つ3日目となった。 機力も上昇ムード。「行き足や伸びは悪くないし、どの足も悪くない」。3日目後半の6Rは「明らかにペラ調整をやり過ぎていた」と調整にズレがありながらも、まずまずの状態だったのは収穫。「ペラ調整の方向性が見えたので、もっと良くなると思う」。終盤に向けて見通しは明るい。 今節は現在勝率(5月~)5.38で当地入り。前期(昨年11月~今年4月)は勝率5.36とあと一歩のところでA2残留を逃したとあって、今期に懸ける思いは強い。「一期で何としてもA級に戻りたい。だから期末のこの時期に好きな地元の福岡を走れるのは大きい」 しかも、今節は師匠永田啓二との同時参戦。師匠は次節のダービーでSG初出場を果たすほどに飛躍を遂げているとあって、まな弟子として期するものがある。「やっぱり目の前でいいところを見せたいというのはあります。一緒に優出したいので、少しでも準優をいい枠で乗れるように予選ラストも頑張りたい」。首位通過を狙う師匠と同様に、気迫あふれる走りで予選ラストを締めくくる。(森 大輔)