【5日(日)の天気】けさは今季最多の冬日 昼間は穏やかな空で寒の内らしい寒さ 雪害や空気の乾燥など注意
きょう5日(日)は、二十四節気の「小寒(しょうかん)」で、寒の内になり、寒さが本格的になってくる頃だ。日中は広く日差しがあり、寒の内らしい寒さになる見込み。北日本や日本海側では除雪作業中の事故などの雪害や路面の凍結、太平洋側では空気の乾燥による火の取り扱いに注意が必要になる。
青森県で2012年度冬以来の豪雪対策本部設置
年明けから青森県を中心に積雪が急増していて、96時間降雪量は酸ケ湯や青森空港で100センチ前後、青森や弘前でも80センチくらいになっている(午前5時現在)。酸ケ湯では2日(木)に全国で今季初めて積雪が4メートルを超えたが、弘前でも1月史上最大、青森空港や青森でも今季最大の積雪になっている。
雪・雨エリア縮小で広く日差し
きょう(日)は、北日本や日本海側の雪や雨の範囲は縮小し、弱まる所が多くなりそうだ。太平洋側を中心に日差しが届く見込み。東北は昼過ぎから、九州や中国地方、四国は夜を中心に雪や雨のエリアが広がるが、きょう(日)は大雪のおそれはなさそうだ。沖縄も、夜は雨が降る見通し。
都心で今季初冬日 日中は寒の内らしい寒さ
けさの最低気温は、全国の682か所で0℃を下回り、今季最多の冬日になっている。東京都心も-0.2℃まで下がり、今季初めて冬日になった(午前6時半現在)。最高気温は、きのうと同じくらいか高い所が多く、東京都心は9℃の予想。日中は、各地で寒の内らしい寒さになりそうだ。
きょう(日)の注意点
きょう(日)は、北日本や日本海側の積雪エリアでは除雪作業がはかどりそうだが、除雪作業中の事故や屋根から落ちてくる雪、なだれなどには注意が必要になる。帰省や旅行先からのUターンなどで車を運転する場合は、路面凍結に注意が必要だ。一方、太平洋側を中心に空気が乾燥していて、東京は30日連続で乾燥注意報が発表されている。こちらは火の元に気をつけたい。 (気象予報士:丸田絵里子)