転入初戦フェブランシェ重賞初V、3角過ぎから独走「手応えが違った」/東京シンデレラマイル
<東京シンデレラマイル>◇30日=大井◇S3◇ダート1600メートル◇3歳上牝◇出走15頭◇1着賞金1500万円◇1~2着馬にクイーン賞の優先出走権 転入初戦の1番人気フェブランシェが4コーナーで先頭に立ち、関東オークス7着以来2度目の重賞挑戦で初制覇を果たした。勝ちタイムは1分40秒4。吉原寛人騎手(41)、藤田輝信調教師(48)ともにこのレースは初制覇となった。 力の違いを見せつけた。道中は逃げたツーシャドーの外で2番手。向正面では鞍上が抑えるのに苦労するほどだった。「抜け出したら遊ぶところがあるというので、なるべく抜け出したくはなかったんですけど、手応えが違ったので」と吉原騎手。3コーナー過ぎには独走態勢に入り、5馬身差で後続を完封した。 藤田師は「初戦でこれだけの競馬ができて、来年が楽しみです。ジョッキーは交流重賞でも通用する馬だと言っているので」と今後にも期待。次走は2月11日船橋のクイーン賞(Jpn3、1800メートル)など、世代別牝馬重賞シリーズ「グランダム・ジャパン」古馬シーズンのレースが選択肢になりそうだ。【牛山基康】 ◆フェブランシェ▽父 リアルスティール▽母 マイティースルー(クロフネ)▽牝4▽馬主 キャロットファーム▽調教師 藤田輝信(大井)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 12戦4勝(うち中央10戦3勝)▽総獲得賞金 5477万9000円(うち中央3977万9000円)▽馬名の由来 白い妖精(フランス語)、毛色より連想