<ボクシング>八重樫、最強レフェリーとタッグで3階級制覇狙う!
「大橋会長に、このチャンスをもらった。無理を言い、本当に好き勝手をやらしてもらっている。自分でできると言って飛び込んだ階級。もういい試合をしたけれど負けました、ではダメなんです。負けたらどうするかとか、勝ったらどうするとか、先のことは何も考えない。でもなんか、これまでの試合とは違う気持ちで迎えることができる。自分がどうなるのかを楽しみという感覚がある」 去年9月に“怪物”ローマン・ゴンザレスに倒されてベルトを失ったが、その試合は激闘王と賞賛された。だが、もう無冠のヒーロー的な称号はいらない。王者はガードは高いが、無造作に左フックを浴びる癖もあり、接近戦で連打をもらうと下がる傾向もある。八重樫が頭をつけあうような消耗戦に持ち込み、得意のコンビネーションブローを打ち込めば勝機は十分にあるだろう。 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)