コンビ結成30年のダイノジ「銀座7丁目劇場が原点」拠点移した福岡で感じることは?ソフトバンクのあの人と意外な接点も
結成30年を迎えたお笑いコンビ「ダイノジ」の大谷ノブ彦さん(52)と大地洋輔さん(52)が西スポWEB OTT!のインタビューに応じた。1994年に結成、昨年から活動拠点を福岡に移した2人に福岡の街の印象や地元プロ球団へのアツい想いを語ってもらった。また、現在「ダイノジ30周年単独ライブ~青いブルー~」を開催中。その見どころもアピールしてもらった。(聞き手・構成=佐藤泰輔) ■〝仲良し〟2ショット【写真】 Q.コンビ結成30年おめでとうございます。これまでを振り返って印象的な出来事はありますか? 大地 パっと出てくるのは「M-1 グランプリ」ですかね。あとは「めちゃ×2イケてるッ!」の最終オーディションまで残ったのはうれしかった。 大谷 僕は「銀座7丁目劇場」ですね。一番最初に恥ずかしいことや失敗をたくさんやった。知らない世界を教わった場所です。「お笑いの内側ってこうなんや」みたいな感じで、今はとにかく愛おしいです。7丁目劇場が僕たちの原点やなと思います。 ■ぶちギレられた… Q.ちょっと理不尽なことも経験されてきたようですね。 大谷 ある怖い先輩に「お客さんどうやった?」って大地が聞かれて。「いやぁ~いっぱい笑ってくれました!」って答えたら「笑ってくれた?笑わせたんちゃうんか!!」って言われて。まぁ千原ジュニアさんですけど(笑)。なんでこんなことで怒られないきゃいけなんだって…。 大地 ぶちギレられましたね…。 大谷 でも、今思うと本当にその通りなんですよ。自分から相手を笑わせないと芸人じゃない。人をフラットな状態から笑わせるって〝異常〟なことなんですよ。大地って〝笑いの瞬発力〟が遅いほうで、ちょっとタレント面するんっすよ。見えない葉巻を咥えたり、ブランデーの入ったグラスを回したり…。 大地 なんで俺、ずっとエアーやっちゃってんのよ。 大谷 ちょっと古いです。石原裕次郎さんで止まってるから(笑)。 大地 まぁ昭和のね…。 大谷 ブラザー・コーンさんが大地の〝ゴール〟なんです。未だに、あの頃の芸能界を夢見てる。やってることは〝六本木のイメージ〟なんですよ。福岡では立ち飲み屋さんにしか行かないけど(笑)。そのせいか「六本松」(福岡市中央区)は好きだよな? 大地 そう!六本松、好きよ!(笑)。 Q.ともに大分県佐伯市出身で、23年4月に活動拠点を東京から福岡に移されました。その理由を教えてください。 大谷 「九州に戻りたい」っていうのが1番ですかね。故郷の大分に近いところで、地域創生をやりたかった。大地がすんなりOKしてくれたのがうれしかった。東京志向強いから…ほら、「六本木」って文字のタトゥーを入れてるんだよな? 大地 入れてるか!どんだけ六本木にすがってんだよ!(笑)。あんまり深く考えてなかったです。 ■「どこ中」って福岡だけ? Q.福岡の生活や仕事はいかがですか?また「福岡の街」について感じることもあるそうですね。 大谷 まだ東京の仕事が多いし、仕事がある所を求めて日本中を転々としてるけど、戻ってくる場所が福岡って感じです。福岡の家は大好きですね!本音を言うと毎回、福岡に帰りたい。いかんせん、九州の仕事は少なくて…(笑)。福岡って強固な〝身内感〟がすごくある。「どこ中?(どこの出身中学校)」って聞くのは福岡県民だけじゃないかな。だから僕の中学校を変えようかと思ってる。 大地 もう福岡出身じゃねぇかよ! 大谷 そうでもしないと(仲間に)入れてくれない感じがあって。福岡志向が強すぎるんじゃないかと…。大分県民はいつも泣いてますよ。 大地 もっと仲間に入れてくれ!って。 ■孫オーナーにお会いしたい! Q.大谷さんはプロ野球事情にも詳しい。福岡ソフトバンクホークスの孫正義オーナーと〝面識〟があるそうですね。 大谷 実はダイノジのトークライブに孫さんがお越しになってたらしいんです。最初は「俺、ドラフトで指名されるのかな?」って思っちゃって(笑)。 大地 何でおまえを見に来てんだよ!(笑)。 大谷 僕たちのくだらないトークを聞いてるはずなんですよ。劇場で「孫さんがお越しになってます!」って言われて、何の繋がりもないからビックリしちゃって。だから余計にお会いしたい。そういう過去もあってホークスのことはめちゃくちゃ気に掛けてます。昨年もイベントに出させてもらいましたし、身近な球団になっています。ぜひお会いしたいです。