【ジャパンC】外国馬19年ぶりVへ3頭が参戦!武豊騎手vsルメール騎手の争いも注目 最強馬決定戦の「記録」
「日本の総大将」が外国馬たちに打ち勝った1999年
今週はジャパンCが開催される。過去にはシンボリルドルフとトウカイテイオー、スペシャルウィークとブエナビスタのように親子制覇もある一戦。昨年はイクイノックスが勝利を収め、キタサンブラックとの親子制覇を新たに達成した。 【マイルチャンピオンシップ2024 推奨馬】持ちタイムNo.1! 勝率33.3%&複勝率66.7%データ該当 (SPAIA) 今年は昨年覇者のイクイノックスこそ不在だが、海外からオーギュストロダンやゴリアット、ファンタスティックムーンといった強豪が参戦する。迎え撃つ日本勢も武豊騎手&ドウデュースやC.ルメール騎手&チェルヴィニアをはじめ、GⅠホースがズラリ。今回はそんなジャパンCの記録を振り返る。なお、データは1986年以降のものを使用する。 これまでも様々な外国馬が挑戦してきた当レース。1986年以降、馬券圏内に食い込んだ外国馬は30頭いるが、年齢順に分けると、3歳馬が4頭、4歳馬が9頭、5歳馬が14頭、6歳馬が2頭、7歳馬が1頭となる。 3位の3歳馬からは1987年にルグロリューが勝利を収め、2位の4歳馬からはのちに名種牡馬となるシングスピールやファルブラヴといった馬たちが勝利をあげている。1位の5歳馬は1995年ランドや1997年ピルサドスキーなど5勝を挙げていて、外国馬として最後にジャパンCで勝ち星を挙げたのも5歳のアルカセットである。 アルカセットは日本で種牡馬となり、産駒はJRAで77勝をあげている。母父としても現在49勝をあげていて、2013年北海道サマーセールにおいて52.5万円で取引されたライトフェアリー(父サムライハート)はキーンランドCで5着になるなど活躍した。 馬券圏内に食い込んだ外国馬を性別で分けると、牡馬が22頭と圧倒的に多く、セン馬と牝馬が4頭ずつとなっている。 セン馬では、1999年の2着馬インディジェナスは記憶に残る一頭だ。この年のジャパンCは世界トップとも言える凱旋門賞馬モンジューが参戦。さらに英ダービー馬ハイライズや、同年の凱旋門賞5着馬タイガーヒルなども出走する豪華メンバーで行われ、そこに日本の「総大将」としてスペシャルウィークと武豊騎手が立ち向かう構図だった。 道中でモンジューと火花を散らしたスペシャルウィークは直線でメンバー最速の末脚を繰り出し、2着に1馬身半差をつけて快勝した。モンジューは上がり2位の末脚を見せるも4着止まりで、3着にハイライズ。その2着に食い込んだのが12番人気の伏兵インディジェナスだった。この他にも5着にラスカルスズカ、6着にはステイゴールドが食い込むという華やかなジャパンCだったが、配当も馬連231.9倍と大きな数字となっている。 また、最後に馬券圏内に食い込んだ外国馬はウィジャボード。2006年にプリンスオブウェールズSとナッソーS、BCフィリー&メアターフを制し、前年5着のリベンジを果たすべく臨んだジャパンCで3着に入った。この時の勝ち馬はディープインパクトだ。なお、引退後は母として、2014年に英ダービーと愛ダービーを制するオーストラリアなどを輩出している。