セブパシフィック航空、A320neoファミリー最大152機導入へ
フィリピンLCCのセブパシフィック航空(CEB/5J)は現地時間7月2日、エアバスと機体を購入する覚書(MoU)を締結したと発表した。購入権を含め、A321neoをはじめとするA320neoファミリーを最大152機導入する。カタログ価格で総計240億米ドル(1兆4000億ペソ、約3兆8791億円)規模の取引で、同社によるとフィリピン航空史上で最大となるという。 正式な契約は7-9月期(第3四半期)に完了する見通し。正式発注となった場合、152機のうちの確定発注は最大102機で、すべてA321neoとなる。残りはA320neoファミリー50機分の購入権を設定する。エンジンはプラット&ホイットニー(PW)製PW1100G-JMシリーズを選択する。 エアバスの受注リストによると、5月末時点で同社が運航するエアバス機は71機で、単通路機は従来型 A320(A320ceo)が19機、A320neoが21機、A321ceoが7機、A321neoが14機の4機種61機。双通路機はA330-300が2機、A330-900(A330neo)が8機の2機種10機となる。このほか仏ATR社製ターボプロップ機も保有し、ATR72-600型機への更新を進めている。
Yusuke KOHASE