あなたの愛車のタイヤは「いつ製造」されたか知ってる? サイドウォールの文字や記号がわかれば、装着タイヤの素性が分かるようになります
承認マーク
欧州車などは、自動車メーカーとタイヤメーカーが共同でタイヤ開発を行い、そのパフォーマンスを保証した承認タイヤには、承認マークがついている。 有名なのはポルシェの「N」マーク。Nの後ろに数字がついていて、その数字は、911なら911という車種に対して、そのタイヤメーカーによる何世代目の承認タイヤなのかを表している。その他、BMWは「☆」マーク。メルセデスは「MO」「MOE」、アウディは「RO」「AO」、フェラーリは「F」「K」、ランボルギーニは「L」、アルファロメオは「AR」「ARR」、マクラーレンは「MC」「MC1」、テスラは「T」といったところ。
製造国名
国産ブランドのタイヤでも最近は海外工場製も珍しくはないし、欧州ブランドのタイヤも、本国工場とは限らないので気になるところ。
ローテーションマーク
矢印に「ROTATION(ローテーション)」と記されているタイヤは、タイヤの回転方向が決められている。矢印をタイヤの回転方向に合わせて装着しなければならない(方向性のあるタイヤのみ刻印)
「INSIDE」「OUTSIDE」表示
トレッドパターンのデザインが非対称パターンのタイヤは、「OUTSIDE」と刻印された面を外側から見えるように装着する。
M+Sマーク/スノーフレークマーク
オールシーズンタイヤについているマーク。 「M+S」(マッド・アンド・スノー)は、ぬかるみや雪道にも対応するという意味。山の形の中に雪の結晶のイラストが入った、「スノーフレークマーク」が付いているタイヤは、高速道路で「冬用タイヤ規制」が実施されていても走行は可能。 ただし、オールシーズンタイヤの場合、凍結路のグリップ力は、スタッドレスタイヤほどは期待できないので要注意だ。
藤田竜太(FUJITA Ryuta)
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