阿部巨人 セ・リーグ70勝、1番乗り!V奪回に一歩前進の裏で注目集める シーズン終盤の「し烈な外野手争い」
巨人は9月16日の中日戦(東京ドーム)に7-1と勝利。投打ががっちりかみ合い、中日に連勝。セ・リーグで70勝一番乗り、貯金は今季最多の「15」とした。 【動画】6回に2試合連続弾となる5号ソロを放った吉川の打撃シーン 打線は初回に主砲・岡本和真が2戦連発となる24号2ランを放ち、先制。1点差に迫られた6回にはこちらも2試合連続弾となる吉川尚輝に5号ソロが飛び出し、再び2点差と突き放す。 これで今季8試合目の先発登板となった赤星優志も初回からテンポ良く投げ、中日打線を封じ込める。6回3安打1失点と力投し、待望の今季1勝目をマークした。 またシーズンが終盤に入り、しびれる優勝争いが続く中で、し烈な外野手争いも注目されている。 この日はプロ2年目外野手の浅野翔吾が5番に入った。2-1で迎えた6回には吉川のホームラン後、岡本の四球から浅野がプロ初となる犠打を決め、チャンスメイクに貢献。一死二塁の形を作り、途中出場となったオコエ瑠偉が中越え適時二塁打をマークした。 7回にも浅野は二死一塁から右翼線へ二塁打を放ち、二死二、三塁の形を作ると再びオコエが中前適時打で2点を加点。この試合で浅野は3打数1安打、オコエは途中出場から2打数2安打3打点の活躍と気を吐いた。 一方、この試合「6番・左翼」で先発出場した秋広優人は2打席連続凡退と結果を残せず、5回の守備からベンチに下がった。秋広にとっては8日のDeNA戦以来の先発となったが、歯がゆい時間が続いている。 バットを寝かせてコンタクト率を高めた新フォームで9月に入って再度1軍昇格を果たしたが、し烈な外野手争いの中で、なかなか存在感を示せていないのが苦しいところ。 若手外野手では16日、プロ2年目の萩尾匡也も再登録となっている。 シーズンも残り12試合。し烈な外野手争いも最終章に入る中、4季ぶりの優勝に向かうチームで最後に笑うのは誰となるのか。阿部慎之助監督の選手起用法も引き続き、注目を集めそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]