妻殺害の罪 元県議に対する被告人質問始まる 「離婚したとしても、他の誰とも結婚は考えなかった」【長野】
妻を殺害した罪に問われている元県議会議員の裁判。元県議の丸山大輔被告本人が、証言台に立ち、当日、自宅と議員会館を往復していないことを証言しました。 元県議の丸山大輔被告(50)は2021年、塩尻市の酒造会社の事務所兼自宅で、妻の希美さんを殺害した罪に問われていて、初公判で起訴内容を否認しています。 4つのテーマごとの審理が終わり、被告人質問の一日目。丸山被告が証言台に立ち、弁護側からの質問に淡々と答えました。 希美さんとの関係性について問われると… ■丸山被告 「私とは違ってきちっとしていたし、頼りになる面もあり、色んな面で感謝も尊敬もしていました。」 不倫相手のAさんとは2015年の12月から交際し、そのことが希美さんにばれて口論になったといいます。 ■弁護人 「希美さんから離婚話は?」 ■丸山被告 「ありませんでした」 ■弁護人 「女性関係を巡ってけんかをしたことは?」 ■丸山被告 「ひどいのは2回くらいです」 ■弁護人 「暴力を振るったことは?」 ■丸山被告 「けんかになると、大体、希美の方から一方的に詰め寄ってきて、私がまともに受けずにいると手が出るようになり、それを止めるために強めに手を握ったり、押したりしたことはあります。ただ、離婚したとしてもAさんを含め、他の誰とも結婚することは考えていなかったと話しました」 また、事件が起きた前日の夜から当日の朝にかけて、自宅と議員会館を車で往復したことはあるか、という質問には「ありません」と答えました。 その後、検察側からの質問では事件前夜、議員仲間との飲み会を途中退席した後、翌日の議会に向けてどんな準備をしたのか、また翌朝は何をしていたのか、についていずれも「覚えていない」と答えました。 20日も丸山被告への質問が続きます。