中学生が使ったペンケースが善光寺の〇〇〇に!未来のアート作品へと生まれ変わる【長野市】
中学生が1年間使用したペンケースが善光寺に設置されたあるものに生まれ変わりました。あるものとはいったい… 「どうぞ!よいしょー」 荻原市長や関係者が参加し、善光寺に奉納されたベンチ。環境調和型の新素材として、2023年に誕生した「トランスウッド」という素材で作られています。 「森林間伐材の木粉」と「使用済みの食用油を活用して作ったバイオマス樹脂」を掛け合わせた素材です。 軽量、丈夫、リサイクル可能な特性があります。 ■hide kasuga1896・春日英之 代表取締役 「プラスチックの循環、CO2の循環のため良い素材がないかということで三井化学さんと3年にわたり開発したものです」 そして、このベンチ、長野市の東部中学の生徒200人が1年間使用したペンケースから再生されました。 世界的建築家・隈研吾さんがデザインしたものです。 ■東部中学3年生・白浜凛さん 「これ、ペンケースだったいう感じはあるのですが、プラスチックに新しい素材というのもあって少し違うかも。こういう素材のベンチは座りやすい」 今回のリサイクルは単なるリサイクルではありません。元の製品より価値の高いものを生み出す「アップサイクル」と言われます。 今回の取り組みは長野市が目指す持続可能な循環型の街づくりの一環で、善光寺に設置したベンチは1年後、アート作品に「アップサイクル」される計画です。