【MLB】 左腕ハートにヤンキースなど5球団が興味 韓国球界から“逆輸入”でMLB再挑戦
ポスティングからMLB挑戦を目指す佐々木朗希、海外FAでオリオールズと契約した菅野智之、そして韓国からポスティングでMLBを目指す金慧成(キム・ヘソン)など、今オフも多くの選手がアジア球界から米国球界の門を叩こうとしている。KBOのNCダイノスで活躍していたカイル・ハートもMLBを目指す選手の一人だ。“逆輸入”となるハートに対して、ヤンキースなど5球団が興味を示しているという。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在32歳のハートは、2020年にドラフト指名を受けたレッドソックスでメジャーデビュー。しかし、定着は果たせず、その後マリナーズとフィリーズのマイナーを転々とし、2024年に韓国球界へと身を投じた。NCダイノスでプレーした昨季は目覚ましい活躍を見せ、26登板(26先発)で13勝3敗、防御率2.69、奪三振率(1打席あたり)28.8%の好成績。KBOでキャリアを蘇らせ、再びMLBの舞台を目指している。 ハートは90マイル前後の4シームを軸にスライダー、チェンジアップなどを織り交ぜる投球スタイル。MLB水準では決して球威があるタイプではなく、MLBではリリーフ投手あるいは先発5、6番手との評価が主となっている。米データサイト「ファングラフス」はハートが3年2400万ドルの契約を結ぶと予想していた。 先日、「ジ・アスレチック」が報じたところによれば、ハートに興味を示しているのはヤンキース、ブリュワーズ、ツインズ、オリオールズ、アストロズなどの5球団。この内、既に先発投手が5枚揃っている球団も多く、ハートの関心はスイングマン、ロングリリーフとしてのものだろう。