オリックス・中川悔し大トリ更改 “鉄人魂”で来季逆襲期す「多少のケガでも、来年は全部やりきる」
オリックスの中川が5日、大阪・舞洲の球団施設でチームの大トリとして契約交渉に臨み、2000万円減の年俸7000万円で更改した。ケガに泣いた今季の反省を踏まえ、雪辱を期す来季へ向け「鉄人宣言」をした。 「ケガが2回あって成績はダメでしたけど、自分の体、技術を見直すいいきっかけになった。正直、1年間やっていたらどこかしらケガをする。多少のケガでも、来年は全部やりきろうと思います」 昨季はチーム最多の135試合に出場も、今季は4、6月に左太腿を痛めた影響で60試合。リハビリ中に「自分に足りないトレーニングをやった結果、打撃、ランニングでも少し違う感覚が出た」と、肉体を徹底強化した。元阪神・金本知憲氏(本紙評論家)は、04年に死球を受けて左手首を骨折しながらも、出場を続けた。中川も“鉄人魂”を胸に秘め、逆襲のシーズンに挑む。(山添 晴治)