巨人を導く”スラッガー”に…シーズン40発を達成した大物5人
球春到来を迎えた2024年のプロ野球。読売ジャイアンツは、2年連続Bクラスと低迷中。今季は巻き返しを図る1年となるが、チーム不動の4番を務める岡本和真内野手は、昨季自身初のシーズン40本塁打に到達。球団9人目の快挙となった。ここでは、平成以降に巨人で40本塁打以上を記録した歴代選手を紹介する。 【写真】巨人、ポジション別・歴代最強選手たち
坂本勇人
出身:兵庫県 投打:右投右打 身長/体重:186cm/86kg 生年月日:1988年12月14日 ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目 巨人一筋で活躍を続ける坂本勇人も、シーズン40本塁打を記録した経歴がある。 光星学院(現:八戸学院光星)では長打力と軽快な守備で活躍した坂本。2006年高校生ドラフト1巡目で読売ジャイアンツから指名を受け入団した。 入団当初は二岡智宏が不動の遊撃手として活躍していたが、2008年の開幕戦で故障離脱。プロ2年目の坂本に出番が巡ってきた。 見事にチャンスを掴んだ坂本は、同年に全試合出場を達成。飛躍のきっかけになるシーズンを過ごすと、2009年は打率3割を達成。負担の大きなポジションにもかかわらず、大きなけがもなく主力として活躍し続けた。 2019年は開幕から本塁打を量産し、自身初となる40本の大台に到達した。球団生え抜きの右打者としても、長嶋茂雄を上回る偉業を達成。同年は打率.312・40本塁打・94打点をマークし、最優秀選手にも輝いた。 すでに2000試合出場、2000安打を達成している坂本。通算300本塁打も視界にとらえている。
アレックス・ラミレス
出身:ベネズエラ 投打:右投右打 身長/体重:180cm/100kg 生年月日:1974年10月3日 ドラフト:1991年 アマチュアFA 計3球団で活躍し、今もなお根強い人気があるアレックス・ラミレス。ヤクルトスワローズ時代も十分な活躍だったが、特に読売ジャイアンツ時代は圧巻の成績だった。 ラミレスは、1998年にメジャー昇格。ただ、安定した成績を残すことはできず、2000年オフにヤクルトへ入団。1年目から29本塁打を放った。 その後、2003年に本塁打王(40本)に輝き、打率も.333という大活躍。在籍最終年の2007年は204安打を放ち、最多安打と打点王の二冠に輝くと、翌年から巨人の一員に。 奇跡的な逆転優勝を成し遂げた2008年には、二度目となる40本塁打以上(45本)を記録。さらに2010年は、クレイグ・ブラゼル(当時:阪神)と激しい本塁打王争いを演じ、49本のアーチを描いてタイトルを獲得した。 NPB通算380本塁打を積み重ねた上に、計2017安打を記録し、外国人選手では唯一の名球会入り。明るいパフォーマンスでも注目を集めるなど、ファンの記憶にも残る選手だった。