名古屋・河村市長が会見 新年度に力を入れる施策に「子どもの自殺防止と名古屋城木造復元」挙げる
名古屋・河村市長が会見 新年度に力を入れる施策に「子どもの自殺防止と名古屋城木造復元」挙げる
名古屋市の河村たかし市長は1日、市役所で定例記者会見に臨んだ。新年度に力を入れたい市政の取り組みとして、子どもの自殺防止と名古屋城の木造復元を挙げた。子ども施策については「いじめもあるが、成績や進学を苦にして自殺するお子さんもいる」と、高校入試の廃止などの持論を展開。名古屋城については「バリアフリーなら世界一のバリアフリー都市をつくろうまいと言っているが、それはそれ。文化財には別個の価値がある」と述べ、あくまで史実に忠実な復元を目指す考えを示した。 【動画】名古屋・河村たかし市長が定例会見(2024年4月1日)
市教委の金品受領問題、中間報告に「肝心なところあらへん」
名古屋市教育委員会の金品受領問題については、第三者による調査検証チームが3月29日に中間報告を公表。教員人事を担当する教職員課が2017年以降の7年間で教員団体などから約2000万円を受領していた「不適切」な実態があったが、人事に与えた影響は認定できなかったなどと報告した。 これに対して河村市長は「(現金を)何に使ったか、肝心なところが(中間報告には)あらへん」と指摘。もし飲食などの接待に使われていたら「自分に影響を及ぼす人を接待してるに決まってる」と、人事にも影響は及ぶはずだと主張した。調査検証チームは調査を継続し、今年夏ごろまでに最終報告をまとめる予定。
衆院補選に候補擁立の日本保守党「結構強いんじゃないか」
共同代表を務める日本保守党の活動について、4月16日に告示される衆院東京15区補選にイスラム思想研究者の飯山陽氏を擁立するため応援に入ることを表明した。 同補選には、日本維新の会や共産党、参政党のほか、小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「ファーストの会」が作家の乙武洋匡氏を擁立し、自民党も相乗りする動きが出るなど混戦模様となっている。河村市長は「金にまみれた日本政治をひっくり返せるのは日本保守党だけ。僕は結構、強いんじゃないかと思ってます」と述べた。 一方、自身の国政復帰については「市長を毎日、熱心に頑張らせてもらっとる。南無阿弥陀仏という感じです」と従来の文言を繰り返した。 (関口威人/nameken)