週2で風邪リスクが50%減!「正しいサ活」で病気予防。“サウナ依存症”にも要注意
サウナで病気予防! 健康のための「サ活」
ーーサ活のメリットはリラックス効果のほかに、なにかありますか? サウナが精神疾患のリスクを減少させるという研究結果もありますし、私の患者はサウナに入ることでうつ症状に改善傾向が見られました。まだ研究途上ではありますが、サウナにはメンタルヘルスを向上させる効果があることは間違いないでしょう。 また、週に2回以上サウナに入ることで、風邪を引くリスクが約50%減になったという報告もあります。 そしてサウナは睡眠の質も改善します。就寝時間の1時間半~2時間前にサウナに入ることで深い眠りにつくことができ、目覚めもよくなるので、翌日の仕事のパフォーマンスも上がりますよ。 ーー逆に、何かデメリットはありますか?
サウナ後、1週間に精子の数が3分の2に減少したという研究があるので、妊活中の男性は要注意です。ただ、その後精子の数は正常に戻るので、タイミング法をとる1週間前からサウナを控えるなどすれば問題ありません。 注意したいのは「サウナ依存症」です。「限界までサウナ室にいたい」「もっと熱いサウナ室を!」「10セットぐらいやりたい」などと、サウナに刺激を求めすぎることで「サウナ依存症」になります。 サウナでしか快楽を得られなくなると日常生活に支障が出てしまうので、やはり適切な入り方で「サ活」を愉しみましょう! ◇ 「ととのう」ことで、日常では感じられない快感を得られるサウナ。日々のストレスもサ活をすることで解消され、仕事のパフォーマンスアップに有効だといえる。 ただし、サウナ人口が増えてきたからこそ、間違ったサ活もしばしば散見されるように。何事もやり過ぎることなく、安全にサウナと付き合っていくことが肝心だ。 中嶌邦子(smile editors)=取材・文 アントレース=編集
OCEANS編集部