“We want YUKI”の大歓声の中で途中出場したグリズリーズ・河村勇輝（AP）

　◇NBA　グリズリーズ124ー111マジック（2024年10月26日　フェデックス・フォーラム） 【写真】本拠地開幕戦終了後に会話するジャ・モラントと河村勇輝 　NBAグリズリーズの河村勇輝（23）が、開幕3戦目となった26日（日本時間27日）の本拠地マジック戦に途中出場。本拠地開幕戦でファンの大歓声の中でコートに立ったが、NBA初得点は記録できず無得点に終わった。チームは今季2勝目を挙げた。試合後のロッカールームで自身への大合唱について語る場面があった。 　開幕から3戦連続でベンチ入りを果たした河村。前半は出場機会がなかったが、最終クオーターに出場チャンスが訪れた。残り5分を切ると、マジックは出場選手を全員ベンチメンバーに入れ替えた。すると場内から“We want YUKI”（勇輝を出せ！）の大合唱。河村へ期待する声が大きくなった。 　残り2分4秒から出場すると、大歓声で迎え入れられた。残り1分18秒で左ウイングからディープスリーを放つが失敗。ミスシュートながらもファンから大歓声があがった。残り44秒でもトップ付近からステップバックの3Pシュートを放つが失敗。この日は2分4秒出場で無得点0アシストに終わった。 　米スポーツメディア「クラッチポインツ」のクリス・ドッドソン記者が自身のX（旧ツイッター）で試合後のロッカールームでインタビューを受ける河村の様子を動画投稿した。河村は“We want YUKI”の大合唱について「本当にありがたいと思う」と感謝した上で、「だからこそ期待に応えたかったって部分もあった」と反省した。 　「シュートを決めるなり、良いアシストを決めるなり良い結果でファンに恩返しできればと思っていたんですけど、結果的には上手くいかなかったので、またこれも実力かなと思います」と前を向いた。 　グリズリーズの次戦は28日（同29日）の本拠地ブルズ戦。河村の初得点に大きな期待がかかる。