くっつかない「ししゃも」の焼き方と「揚げない南蛮漬け風」のレシピ【フライパンでパパッと魚料理#6】
健康のためにも週に何度かは魚料理にしたいけど、魚焼きグリルを使うと後片付けも大変だし、なかなか手を出せない。そんな人も多いのではないでしょうか。 【写真8枚】フライパンでの「ししゃも」の焼き方を写真で見る。身を崩さずにおいしく焼き上げるコツをマスターしよう! 「もっと気軽に魚を毎日の献立に取り入れてほしい!」というわけで、料理家の神田えり子さんに、手軽にフライパンで作る「魚料理のコツ」を教えてもらう連載です。 食べやすくて栄養価も高い「ししゃも」の丸干し。フライパンで焼けば、簡単に一品完成するのがうれしいですが、皮がくっついてしまうという悩みも聞きます。今回は失敗しないフライパンでの焼き方と、「南蛮漬け風マリネ」へのアレンジレシピをご紹介します。
その「ししゃも」、「本物のししゃも」じゃないかも?
スーパーで一般的に「子持ちししゃも」などとして売られているものは、「カラフトししゃも(カペリン)」の丸干しで、北海道の太平洋沿岸のみで獲れる「ししゃも」とは別のもの。体表の色、ウロコ、口や目の大きさの違いで見分けることができます。 「カラフトししゃも」は「ししゃも」の味わいには及ばないとの声もありますが、お手頃価格で手に入りやすく、十分においしいのはありがたいところ。今回もこの手軽な「カラフトししゃも」を使っていますが、もちろん「ししゃも」も同様に焼けます。 両方とも、卵の触感がおいしい子持ちのメスと、脂のりのいいオスでも好みが分かれます。ぜひ、お好みのもので「フライパンでの焼き方」をお試しください! ♦︎今回使ったフライパンはこちら 直径26cmのテフロン加工のフライパンを使用しました。 【材料】(2人分) ・ししゃも 6~10尾 ・レモンなどの柑橘 適宜 ・青じそ 適宜
【コツ1】フライパン用ホイル使用!熱してから焼くとくっつきにくい
今回はテフロン加工のフライパンを使用するので、そのままでもくっつきにくいのですが、より安心なフライパン用ホイルを使用します。後片付けもラクになるので、フライパンで焼き魚をするときは断然おすすめです。フライパン用ホイルを使わない場合は、サラダ油を小さじ2程度ひいて焼いてください。 フライパン用ホイルを敷いたら、中火で熱してからししゃもを並べると、よりくっつきにくくなります。これで、「ししゃもをグリルやフライパンで焼くと、皮が剥がれてしまう」という悩みが解決できます。