「100年先まで伝えたい」国家権力に虐殺された伊藤野枝の生きざま 故郷・福岡に詩碑建立の動き
長垂の海浜公園に詩碑を建てよう。野枝さんのデビュー作『東の渚』にふさわしいと思いました。墓石は山の中に置かれていて行くのもなかなか大変なので、古里の近くで「100年早く生まれた」と言われた伊藤野枝を、これから100年後にかけてもしのんでいく場所として、『東の渚』の詩碑を造ろう、というのがイベントの趣旨だったのです。まだ動き出したばかりで具体的な計画はないですが、「伊藤野枝100年プロジェクト」というインスタグラムなどで、これからいろいろな情報が出てくると思います。伊藤野枝の詩碑建設が、動き出しました。 「伊藤野枝100年プロジェクト」 Itounoe2024@gmail.com 070-9180-4168(伊藤信之) ■◎神戸金史(かんべ・かねぶみ) 1967年生まれ。毎日新聞入社直後に雲仙噴火災害に遭遇。福岡、東京の社会部で勤務した後、2005年にRKBに転職。ニュース報道やドキュメンタリー制作にあたってきた。やまゆり園事件やヘイトスピーチを題材に、ラジオ『SCRATCH差別と平成』(2019年)、テレビ『イントレランスの時代』(2020年)・『リリアンの揺りかご』(2024年)を制作した。
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