広島・矢野雅哉は全国区の人気選手に? 漂う“昭和感”、がむしゃらな姿勢に好感増す
「狙い決めた一打、勝利への矢を放て、想い込めた打球、雅への道切り拓け」 広島・矢野は応援歌も人気だ。歌詞からは名前を巧みに入れ込まれた戦うファイターの曲に感じるが、メロディーラインは何とも昭和チックでもある。 「ネット上では人気バンド・サカナクションの匂いがすると話題。しかし、聴き方によっては昭和時代に流行った『MUGO・ん…色っぽい』(工藤静香)や『おどるぽんぽこりん』(B.B.クイーンズ)を思い出す。時代を超えたポピュラーで明るい曲調が妙にマッチしている」(広島ファンの音楽雑誌編集者) 令和となった今、“昭和の価値観”などは何かと否定的にも見られることも多い。だが、やはりスポーツには時に泥臭さや根性論も重要。そんな昔の野球選手を見るような気持ちにさせてくれる矢野は貴重な選手だ。実力も申し分ないだけに、今後のプロ野球を盛り上げるスターの1人になっていく予感がする。
dot.sports