北九州市で「九州宇宙ビジネスキャラバン2024」開催 九州で高まる宇宙ビジネス参入への機運
会場で取材に応じていただいた北九州市 宇宙産業推進室長の森永健一さんによると、北九州市では明治以来の“ものづくり”の街として製鉄・自動車・ロボット・半導体・ITといった幅広い産業が集積していることに加えて、衛星開発に取り組む九州工業大学など理工系の人材を輩出する学校が多いこと、かつて北九州市にあったテーマパーク「スペースワールド」やプラネタリウムなどを通じて宇宙に親しむカルチャーが根付いていることが、宇宙ビジネスにおける強みになっています。 その上で、市のポートフォリオを宇宙産業にまで広げてさらなる産業の集積を促すには、宇宙関連の最新情報を関東だけでなく地方にも届けつつ、産学官が互いに学び合い宇宙にチャレンジする機運を醸成するためのネットワークを強める必要があるといいます。市は基盤作りとして地域への情報提供や研究開発の支援に取り組んでおり、研究開発・人材育成の進展、人材の受け皿となる企業の育成、新たなチャンレジやさらなる研究開発の進展……といった一連のサイクルが成り立つ、「宇宙といえば北九州」と呼ばれるような場所になることが期待されています。 「北九州市は宇宙に関する取り組みをスタートさせたところです。宇宙に関する皆様からのご支援もいただきたいですし、コラボレーションできることもあると思いますので、お声がけいただければと思います」(森永さん)【最終更新:2024年8月26日13時台】 Source 九州宇宙ビジネスキャラバン2024北九州(ウェブサイト、X)
sorae編集部