24年ぶり東海地区代表がファイナル4進出「夢を与えられる結果ではないか」(インカレバスケ2024・名古屋学院大学)
4度の延長にもつれ込む熱戦を制した白鷗大学が2連覇を飾り、先に女子トーナメントを終えた。男子ファイナル4は今週末(12月14日・15日)、オープンハウスアリーナ太田でクライマックスを迎える。準決勝のカードは同じく2連覇を狙う白鷗大学 vs 東海大学、日本大学 vs 初の4強入りを果たした名古屋学院大学。関東勢以外が準決勝へ臨むのは2012年の近畿大学以来、東海地区代表としては2000年の愛知学泉大学に次ぐ、24ぶりの快挙だ。 竹之下秀樹監督は、「関東のチームに勝つことは並大抵ではない。約40年コーチをしているが、この結果はまわりのみんなに夢を与えられるのではないか。そんなにすごい選手が集まっているわけでもないが、関東1位の4角のシード校を喰うためにチャレンジした選手たちが偉い。お客さんが来てくださって、皆さんに見ていただいて、やっぱり良いチームだなと思っていただけるのが1番の望み。地方の選手でも、チームでもがんばる姿をみんなに見せられた」と胸を張った。 トーナメント1回戦から登場した名古屋学院大学は、八戸学院大学を121-61の60点差のダブルスコアで撃破。続く2回戦から関東勢との対戦が続く。中央大学もディフェンス良く61点に抑え、88点を奪って上回り、ベスト8進出。準々決勝の相手は関東1位、第1シードの日本体育大学。互いにハイペースでスコアする前半を終え、48-47と名古屋学院大学が1点リード。竹之下監督が各クォーター20点ずつ積み上げるプランどおりの試合展開だった。しかし第4クォーターは39点、予想の倍となる得点を重ね、105-87で優勝候補を圧倒する。昨シーズン、新潟アルビレックスBBの特別指定選手としてB2でプレーした #14 永野威旺は、3ポイントシュートを7/13本の高確率で沈め、31点の大活躍。もう一人のシューター #21 中山玄己と3年生パワーフォワードの #6 中嶋正尭がともに18点で続き、二桁得点は5人を数える。