【腰痛の原因】は縮こまった腸腰筋にあり!椅子を使った腰痛改善簡単ストレッチ
座りっぱなしによる腰の不調を改善するには、適度な運動が不可欠と言われていますが、とはいえ、忙しい時にはなかなか難しいもの。今回は、そんなあなたにおすすめ!その場でサクッとできる簡単なストレッチのご紹介です。縮こまった太腿の付け根(腸腰筋)の緊張を解き、血液やリンパの流れを促進。巡りをよくすることで、腰まわりの疲れやだるさを改善します。椅子を支えにして行うので初心者でも簡単にできますよ。 ◆動画で詳しいやり方を見る|縮こまった〈腸腰筋〉を伸ばす!簡単・腰痛改善ストレッチ ■腰痛と腸腰筋の関係 腸腰筋はお腹の奥、腹筋の深層部にあります。 具体的には、背骨の下部から股関節の内側についている筋肉(大腰筋・小腰筋)と、骨盤の内側から股関節の内側についている(腸腰筋)の3つの筋肉のことです。 腸腰筋は、股関節を曲げたり、骨盤を前に傾けたりするときに働きます。座り姿勢は、まさに股関節を曲げた状態。この姿勢が長くなると、腸腰筋が縮んだままになり、血流や鼠径部リンパの流れが悪くなることで、冷えやむくみ、腰痛などの不調につながります。違和感を覚えたらそのままにせず、早めにケアすることが大切です。 ■縮こまった腸腰筋を伸ばそう!椅子を使った腰痛改善ストレッチ 時間をかけずにその場でサクッできる簡単なストレッチです。椅子を支えに使うので、筋力やバランス力に自信のない人でも簡単にできますよ! ■■やり方 1)背もたれに手を添えて、椅子の横に立つ 2)片脚を大きく後ろに引いて軽く膝を曲げ、かかとをアップ 3)骨盤を立てて、背骨をまっすぐ伸ばして重心を真下に下す。脚の付け根(腸腰筋)をじんわりと伸ばして5秒キープする。 4)元の位置に戻り脚を入れ替えて同様に行う(3回ずつ) できたら最後は膝を伸ばしてやってみましょう! ■■ポイント 深い呼吸とともに行います。腰を反らせたり、体を前に傾けたりせずに、骨盤を立て、安定させましょう。キュッと縮こまった腸腰筋の緊張を解くストレッチです。 まずは5秒、慣れたら10秒キープして更に深めるのもおすすめです。腰痛だけでなく、むくみの予防・解消にも効果的なので、自分のペースで続けてみてくださいね。 ライター/須藤玲子(ヨガ講師)
須藤玲子