ドコモ、スポーツ・ドラマの動画配信やアイドル育成などエンタメ注力…若年層の取り込み図る
ドコモは近年シェア(市場占有率)争いで苦戦が続く。00年代初めに6割近くを占めたシェアは、23年度は首位ながらも34・7%にまで落ち込んだ。
ドコモは競合他社が注力する金融事業の拡充を急ぎつつ、エンタメ事業で差別化を図る考え。23年度のエンタメ事業の収入は2215億円で、非通信部門の2割を占めた。27年度に4割増の3100億円に引き上げる目標を掲げる。
MM総研の横田英明取締役副所長は「米アマゾンやネットフリックスが勢いを増すエンタメ市場で、いかにドコモらしさを打ち出せるかがカギになる」と指摘する。