GDO編集部が選ぶ2024年「ハプニング&番外」ニュース5選
2024年にGDOが配信した全ての記事の中から、編集部が独自に10大ニュースを選出。全5回にわたり、ことしのゴルフ界を彩ったホットな話題を振り返る。最終回はハプニング&番外編として5つのニュースをピックアップ。 【画像】サングラスにマスクと言えば… YouTuberのてらゆーさん
シェフラーが警察に逮捕される
スコッティ・シェフラーが5月のメジャー「全米プロ」で警察に逮捕された。大会2日目の午前5時過ぎ、コース周辺でシャトルバスが絡む死亡事故が発生。大渋滞に発展してスタート時間も遅れていたが、シェフラーは当初の開始時刻を目指してコースに向かっていた。 しかし、警察官の誘導を振り切って会場に入ろうとしたため、車から降りると手錠をかけられてパトカー後部座席に拘束。その後、地元警察での事情聴取で警察官への抵抗、誘導時の信号無視、無謀運転などの罪を認めて釈放された。 留置場ではストレッチも行い、午前9時過ぎにコースに到着。第2ラウンドは6バーディ、1ボギーの「66」といつもと変わらないプレーを見せた。
畑岡奈紗がまさかの失格
畑岡奈紗がまさかの失格処分を受けた。6月「ショップライトLPGAクラシック」は4位と好発進を決めたが、2日目の第2ラウンド開始前に第1ラウンド最終9番(パー5)、茂みに打ち込んだ球を発見するまでに捜索にかけられる3分の制限時間を超過していたことが発覚した。 捜索のシーンに立ち会っていた米テレビ中継局のリポーターの申し出を受け、映像を検証。捜索に3分25秒かかっていたことが明らかになった。誤所からのプレーの違反(ゴルフ規則14.7b)と認定された。 本来であれば、球は紛失したとみなされ、1罰打を加えて2打目地点から4打目として打つ必要があった。スコア提出前にその誤りを訂正しなかったため、失格になった。 大会後に畑岡はルールの明確化などを求める意見書をSNSに投稿した。
“坂田塾”の坂田信弘さんが死去
多くのジュニアゴルファーを育成した男子プロ坂田信弘さんが7月、76歳で死去した。坂田さんは1947年熊本県生まれで京大(中退)、陸上自衛隊を経て75年に日本プロゴルフ協会のプロテストに合格していた。 ツアー参戦時から執筆活動も行い、90年から小学館ビッグコミックオリジナルで連載されたゴルフ漫画「風の大地」の原作を担当した。 93年に熊本県で坂田ジュニアゴルフ塾を開校。最盛期には全国6校まで拡大し、多くの生徒を指導してきた。門下生には女子プロの古閑美保、上田桃子、笠りつ子、安田祐香らがいる。