【陸上】「妻への恩返し」3000m障害青木涼真が初優勝「不安の方が強かったけど」初優勝に安堵
<陸上:日本選手権>◇27日◇第1日◇新潟・デンカビッグスワンスタジアム◇男子3000メートル障害決勝 21年東京オリンピック(五輪)3000メートル障害代表の青木涼真(27=ホンダ)が同種目に出場し、8分24秒21で初優勝した。 「今日は結構不安の方が強かったけど、自分の持ち味はある程度出せたレースになった。まずは、タイトルを目指して走っていたのでとりあえずホッとしている」。 会場には家族も応援に駆けつけていた。「両親もですけど、一番近くで応援してくれる妻。サポートしてくれているので、彼女への恩返しのためにも、自分をより律することができるようになった」と、昨年6月に結婚した元マラソン選手の水口瞳さんへ感謝を込めた。 パリ五輪参加標準記録(8分15秒00)には届かなかったため、即時内定とはならず「本当は標準記録を突破したかった」と悔しげ。それでも世界ランキングでは上位につけており、五輪代表入りは濃厚で「初の世界大会が東京(五輪)で、そこで本当に何もできずに終わってしまった。(パリ五輪では)まずは10番を目標にする」と誓った。【竹本穂乃加】