ゆりやんレトリィバァ「体重とか見た目にとらわれたくない」。「極悪女王」で40㎏増量した体重と自分らしく向き合う体づくり【インタビュー】
幼い頃から憧れたアメリカで活躍することを目標に、2024年内にアメリカ移住を公言しているゆりやんレトリィバァさん。2019年にオーディション番組『アメリカズゴットタレント』に出演、2021年にR-1グランプリで優勝して芸人としての目標を達成し、今年はNetflix「極悪女王」の主演でグローバルに知名度を広げるなど、着実に進化を続けている。 すべての写真を見る(10枚)
11月に刊行する著書『じぶん BIG LOVE!♡♡♡ ~ゆりやん体づくり本~』(集英社)では、パーソナルトレーナー岡部友さんのもとで5年間取り組んできた自身の食事やトレーニングを紹介している。彼女が自分自身を好きになり、「のびのび生きられるようになった」と語るトレーニングとは――。
●体をつくるための「食べる」トレーニング
――岡部友さんのトレーニングで約45キロ減量されて。タイトルに「体づくり本」とありますが、ダイエット本とはまた違うのでしょうか。 ゆりやんレトリィバァ(以下、ゆりやん):ダイエットといえばダイエットですけど。ただ、ダイエットって「痩せる」とか「細い」のが目標になるイメージがあって。数字が変わればそれでいいっていう考え方が好きではないというか。(岡部)友さんに教えられながら、自分らしく健康になれるようにトレーニングしてきたので、ダイエットとは言いたくないなって思いました。 ――そもそもの目的が、痩せるというより、自分らしく健康になること。長く続けられるのも特徴だと感じました。 ゆりやん:今までのダイエット企画では「これは食べてはいけない」「やらないといけない」みたいに“いけない”が多くて、一時的に頑張れても一生続けるのって無理だし、果たしてそれが体にとっていいことかどうかも定かじゃなかったんですよ。でも友さんは、食べたもので体ができるから、体をつくるには何を食べたらいいのか、根本的なことを教えてくれて。 「食べてはいけない」と言われると結局、我慢できなくなって食べてしまう。でも「これは食べたほうがいい」って考えながら食べていると、食べすぎることがなくなったし、今まで食べたいと思っていたジャンクな物がほしくなくなりました。逆に、そういうものを食べるほうがストレスになっています。 それを続けるうちに、自分で自分の体をつくっているような感覚になりました。誰かとご飯を食べるときも「この時間だから、外食ならこれを食べよう」ってシチュエーションに合わせて食べるものを選べるようになっています。 ――ポジティブな気持ちで続けられそうです。ジャンクな物の誘惑に負けないというのも大きな変化でしょうね。 ゆりやん:前はたくさん食べないと気が済まなかったのに。食べすぎると体に負担がかかるとか老けるとか、良くない理由がわかると食べたくなくなります。 ――体づくりの知識を増やし、トレーナーの資格まで取得されたそうですね。 ゆりやん:「これを食べるだけでOK」っていうダイエットに嫌気がさしていて、本当のことを知りたかったし、今の体に何が必要で何が必要ないのかを、自分で選択できるようになりたかったから。自分の理解を深めるためなので、人にはうまく説明できないんですけど。
【関連記事】
- 『ふつうの軽音部』ELLEGARDENは作品の象徴として選曲。原作者が楽曲セレクトやキャラクター造形を語る【クワハリ先生インタビュー】
- 林士平の考える就活のポイントは「落ちても俺は悪くない」。数々のヒット作を作家と作り上げた編集者が語る、出版社就活の現在【「私の愛読書」特別編】
- 累計発行部数90万部超! 7本の妖刀をめぐる復讐譚『カグラバチ』作者・外薗健インタビュー
- ハリソン山中はお金が好きだが、同時に嫌いでもある。『地面師たち』原作者が語るキャラクター造形とハリソンの次なるターゲット【新庄耕インタビュー】
- 『キャプテン翼』高橋陽一「良いシュートが描けるとゴールさせたい」。ネーム連載の最新シリーズで22歳の大空翼が❝W杯優勝❞を掴むまでの構想とは【インタビュー】