「口だけの人間になってた」「こんな親父でごめん」ーーTKO、どん底からの再出発
お母さんが最前列で号泣してた
ここで木下の母からの応援コメントが映し出された。【末っ子気質で横暴なところもあるけど優しい子なんです。辛い事でも乗り越える能力が長所だと思っているので、一から頑張れ!】 木下:(再び涙を浮かべて)……このモードに入ってもうた。なんや、これ。 木本:木下が先に松竹を退所することになって、一緒に活動できひんようになったときに、俺が地元の大阪で市のイベントに1人で登壇する機会があって。木下のお母さんとお姉ちゃんと姪っ子たちが最前列に来て、「木本、がんばれ」って言うてくれて。そういう家族なんですよ。 木下:俺らが復帰して初めてのトークライブのオープニングで出てきたら、鳴りやまないくらいの拍手を頂いたのと、どこからかすすり泣きが聞こえてきて。誰やと思って客席見たら、お母さんが最前列で号泣してたから「やりにくいわ」って言うて。何言ってもずっと泣いてたんで。 木本:嬉しかったんやな。 木下:もう心配かけないようにせなあかんわ。
今までの俺たちは“こういうふうに見られたい”っていうのがちょっとあった
【いろいろあるけど、TKOのコントはほんとに面白いから応援したい】と、芸人としての彼らに期待する声もあった。 木下:ああ、嬉しい。こういうコメントもあるか。でも、今後コントをやっていくときに、パワハラと投資が邪魔せえへんのかなっていう不安はあるねん。 木本:まあ、それは思うよな。でも、カッコつけた言い方したら、それも忘れてくれるぐらい強いネタができたらベストなんやろな。 木下:俺が松竹を辞めて、1人じゃ何もできんようになったんや。離れてわかるものがあるというか。YouTubeやっても低評価ばっかりやし、俺はコンビだから需要あったんやって気付きだすわけよ。じゃあコンビって何かっていうと、俺はトークやったり、ものまねやったりするわけじゃないから。いや、コントやと。だから、よし、もう一回コント書いてみよう、と思ったんや。……でも、わからんで。『キングオブコント』とか見てても、今の若手、めっちゃおもろいやん。 木本:めっちゃおもろい。ちょっとレベルが高すぎる。 木下:もちろん、そこと戦おうとしたら絶対あかんから、俺らが面白いと思ってることをぶれずにやっていけばいい。