「母の呪い」で30歳まで”経験なし”。団塊世代ジュニアの「高齢処女」にも届けたい、50歳婚のすすめ。漫画家・影木栄貴【インタビュー】
キャリアを選んだ女性にこそ、50婚をおすすめしたい
――今の40代・50代は就職氷河期ど真ん中ですもんね。結婚と天秤にかけて悩んだ結果、キャリアの方を選んだという人もいると思います。 はい。女性が社会に進出し始めた代償として、40代・50代で独身という人が多く生まれてしまいました。そんな彼女たちは、結婚にこそ縁がなかったかもしれませんが、バリバリ働いて自分が生きていくだけには十分のお金を稼いでいるし、精神面でも自立しています。それはとても魅力的だし誇っていいこと。 この本は、「今は未婚だけど、これからでも結婚をしたい」と思っている人に読んでもらいたくて、結婚を経験してもらいたくて書きました。「仕事ひと筋で50代になってしまった女性へ。50代での結婚もなかなか楽しいのでどうですか?」っていう影木からのお誘いです(笑)。 つづきの【中編】『弟・DAIGOロスから「一緒に老後を過ごせる相手がほしい」、漫画家・影木栄貴が語る「50歳結婚のススメ」【インタビュー】』では、50歳を目前にして結婚を意識し始めた理由、年齢を気にせずアグレッシブな婚活の結果つかみ取るまでの道のりについて、お伺いしました。 ■影木栄貴(えいき・えいき) 漫画家。1996年『運命にKISS』(新書館)でデビュー。以後、少女漫画、BL漫画、百合漫画、エッセイ漫画などで活躍中。現在は原作・原案を多く手掛ける。代表作『LOVE STAGE!!』(KADOKAWA)はアニメ化、映画化、タイではドラマ化もされた。母方の祖父は第74代内閣総理大臣の故竹下登、弟にBREAKERZのボーカル・DAIGO、義妹は北川景子。
ライター/皆川知子