5月以降の日経平均を決める最大のヤマ場が来た
また、このコラムでも複数の移動平均線との乖離率で上げ下げのメドを判断することの有効性を何度も説いてきたが、同日現在で日経平均の3つの総合乖離率(25・75・200日移動平均乖離率の合計)は約5.9%ポイントだ。このことから、テクニカル面での需給バランスが拮抗する「総合乖離ゼロ地点」を計算すると、同日現在では3万7180円前後となる。この価格ゾーンも覚えておきたい。 ただ、もしこのような波乱があった場合、資金に余裕がある投資家なら買いで対処すればいい。すでに十分買ってしまって余裕のない投資家は我慢すればいいだけだと思っている。私の強気は何ら変わっていない。
(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
平野 憲一 :ケイ・アセット代表、マーケットアナリスト