井上尚弥、米専門メディアの独占インタビューで「どんな『スーパーファイト』でも歓迎します」
ボクシングの米専門メディア「ボクシングシーン」が11日(日本時間12日)、4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=の独占インタビューをアップした。井上はIBF、WBO1位のサム・グッドマン(26)=オーストラリア=との4団体王座防衛戦(12月24日、東京・有明アリーナ)に向けて気を引き締め、今後については「どんな『スーパーファイト』でも歓迎します」などと話したと報じた。 【写真】プライベートジェットでサウジアラビアに向かう井上尚弥 井上はグッドマンについて「バランスのとれた万能な選手です。彼が無敗でWBOとIBFで1位にランクされているのには理由があります。簡単な試合にはならないでしょう」と警戒。ボクシングシーンの成長の実感があるかと、モチベーションに関する質問には「試合中に自分の感情をコントロールできるようになってきています。『ファンの期待を上回るパフォーマンスをしよう』と自分に言い聞かせて、自分を奮い立たせています」と答えた。 WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26)=M・T=とのスーパーバンタム級での対戦や、フェザー級への挑戦については「米国でも日本でも、どんな『スーパーファイト』でも歓迎します。いつ階級を上げるかはまだ決めていません」。最も闘いたい選手を聞かれると「特に考えている選手はいません。一つ一つの試合を乗り越えれば、きっと自分にとって最高の相手が現れると思います」とした。 10月13日に有明アリーナで行われた弟で、WBA世界バンタム級王者だった井上拓真(28)=大橋=の3度目の防衛戦時に対面したWBA、WBC、WBO世界スーパーミドル級統一王者のサウル・アルバレス(34)=メキシコ=の印象については「とても体格ががっしりしていました」と語ったという。 プロ戦績は尚弥が28戦28勝(25KO)、グッドマンが19戦19勝(8KO)、中谷が29戦29勝(22KO)、拓真が22戦20勝(5KO)2敗、アルバレスが66戦62勝(39KO)2敗2分け。