大相撲九州場所　4日目　豊昇龍は上手投げで宇良を破る（撮影・加藤孝規）

＜大相撲九州場所＞◇4日目◇13日◇福岡国際センター 　大関豊昇龍（25＝立浪）が相撲巧者の宇良を上手投げで3大関でただ1人、全勝を守った。 【写真】激レア？笑顔の豊昇龍 　「やりづらいとか何も考えず、しっかり集中して自分の相撲をとった。よかったと思います」 　序盤に課題だが、初日から4連勝は今年初場所以来。「連勝は気にしない」と言いながら、「動きも悪くないし、いい感じ」と十分の手ごたえを明かした。 　表情も明るいと問われると「俺、普段はそんなに暗いのかな。どう思う」と付け人を問い詰めた。「まだまだ場所は終わっていないんで」と引き締めながら、好調さを隠さない。 　5日目は結びで、かつての大関候補最有力だった実力者の若隆景との対戦が組まれた。昨年名古屋場所以来、大関昇進後初の優勝へ、歩みは止めない。 　▽八角理事長（元横綱北勝海）　大の里は受けてしまった。顎が上がり、足がついていかなかった。まだこれから。豊昇龍は攻め込めていた。前に出る意識があるから流れが生まれる。琴桜はがっちり受け止めた。右が入ったのが良かった。