好投した山本由伸（AP）

◇26日（日本時間27日）　MLBワールドシリーズ第1戦　ドジャース4―2ヤンキース（ロサンゼルス） ◆このとき痛めた!?　盗塁の際、左手を地面につく大谷翔平【写真】 　ワールドシリーズ初登板、初先発だったドジャースの山本由伸投手の6イニング3分の1を1失点の好投で初勝利をあげた。86球で1安打2四球4三振だった。日本投手のワールドシリーズ勝利は2007年の松坂大輔（レッドソックス）以来2人目。 　試合後、山本の一問一答は次の通り。 　―好投の要因は 　「高さだったりコースだったり、そういう細かいところまで意識して投球できました」 　―良かった点は 　「途中、本塁打（3回、ソト）で追いつかれてしまったんですが、追加点を取ってもらってリードを守り切れたことが、よかったかなと思います」 　―長いイニングを投げられた要因は 　「ストライクゾーンで勝負できていたと思いますし、一人一人をしっかり抑えて。それが長いイニングを投げることにつながったと思います」 　―負傷者リスト（IL）入り前と状態を比べると 　「ILに入る前と同じくらいには戻せましたし、その後、試合で投げてより良い状態になっているかもしれないです」 　―ワールドシリーズののマウンドは 　「すごくうれしさもありましたし、試合が始まるに向けてすごく集中していました」 　―投球フォームを意識していた 　「1回から良い感覚で入れたんですけど、途中で少しストライクが入らなかったので毎イニング間、冷静に調整してまたマウンドに上がった。いろいろ試行錯誤しながら、何とか一人一人、抑えられたと思います」 　―観客がスタンディングオベーションで迎えた 　「監督がマウンドに来た時は少しホッとしたじゃないですけど、集中している状態から少しリラックスというか、そういう気持ちになりました。ベンチに戻る時の声援はすごくうれしかったです」 　―ソトに被弾したのは 　「内角に投げた直球だったんですけど、うまいこと打たれてしまったので、打者がすごかったなと思います。まだ同点だったので、次の打者に切り替えて迎えたのがよかったかなと思います」 　―データと感覚のバランスは 　「データだけが100％ではないので、試合の中で自分のいい球とその日によって捕手のウィル（スミス）と、コーチと相談してデータも使い、コミュニケーションをとりながらきょうは投げられたので、いい結果になったと思います」 　―ジャッジを3打席抑えた 　「パワーありますし、打線の中でも特にいい打者の一人なのですごく注意して投げましたし、厳しいところを狙って投げていきました」