“未来に起こりえる問題”を先回りして解決!? 北里大学に新設された「未来工学部」とは? 学部長が解説!
◆デジタル社会が進んでも重要なのは“人”
未来工学部では、データサイエンスを学ぶことで学生をアップデートすることを目指しています。岡さんは「大学在学期間というのは“社会や人との接点を改めて考え直す時間”だと思っています。そこに、データサイエンスという考え方が入っていると、それを使って相手との関係に新しいものが見出せる。それはすごくいいことだと思いますし、社会人になっても常にアップデートをしていかなければならない。そう考えると、そのファーストステップとして(大学を)使ってもらえるといいんじゃないかなと思います」と言います。 さらには「今後、コンピューターがやってくれることはどんどん増えてくると思いますし、人と人との距離は広がり、疎遠になる。でも、(対面して)話をすることが本当は大切なんですよね」とも。 最後に、岡さんが考える未来工学部の学生たちの将来像を聞いてみると、「北里大学では創薬研究がすごく進んでいますが、地面を掘って微生物から薬を作る研究もいまだにあって、それは新規性が高くていいんですけど、これからは“コンピューターのなかで掘ってみようよ”っていうことがでてくるようになってもいいのではないかと思います」とコメント。 ほかにも、「“(今までと)違う見方をしたい”“今までのやり方では解決できない”という人がいるような業種は、我々が関わっていかないといけない分野だと思います。だから、(未来工学部の)一期生には『学部の仲間と一緒の会社に行きたい』ではなく、それぞれがいろんな業種に散らばって活躍して欲しいなと思っています」と期待を寄せていました。 (TOKYO FM「DIGITAL VORN Future Pix」2024年12月14日(土)放送より)