【写真：Getty Images】【写真：JMPA代表撮影】

　なでしこジャパン（サッカー日本女子代表）は26日、国立競技場で韓国女子代表と対戦する。パリ五輪後、最初の試合となる日韓戦だ。今回は、なでしこジャパンのメンバーの中で、クラブで絶好調の選手を紹介する。※成績はWEリーグ公式、Sofa Scoreを参照

【写真：Getty Images】

MF：中嶋淑乃（なかしま・よしの） 所属チーム：サンフレッチェ広島レジーナ 生年月日：1999年7月27日 (25歳) 今季リーグ戦成績：6試合1得点1アシスト 　2024年2月以来の復帰となった中嶋淑乃は、今季のWEリーグで首位に位置するサンフレッチェ広島レジーナを引っ張る存在だ。この25歳は、女子サッカー界No.1のドリブラーだ。そのプレースタイルからWEリーグ公式も「WEリーグの三笘薫」と称するほどだ。 　現在のチームでは、左ウィングでプレーしているが、昨季3バックを採用した時には左ウィングバックでも起用された。攻撃的なイメージの強い中嶋だが、左WBという新境地でも守備面で良さを見せていた。そのため、池田太前監督のフォーメーションがベースとなるのであれば、シャドーのみならず、左WBでの起用も考えられる。 　今季リーグ戦ではここまで6試合に出場し、1ゴール1アシストを記録。得意のドリブル突破から何度もゴールを脅かし、相手の脅威となっている。パリ五輪には出場できなかったが、このタイミングでのなでしこジャパン選出に驚きはない。 　最大の特徴であるドリブルは、WEリーグでも止められる選手は少ない。スピードもあり、テクニックのある中嶋のドリブルは分かっていても止められない。中嶋にマークが集まると、フリーとなった選手にパスも出せる。この選手がいるだけで、なでしこジャパンに「違い」が生まれる。中嶋がスペースでボールを受けた時は必見だ。