禁煙を始めようと思うのですが「40歳から」では手遅れでしょうか? 40歳からの禁煙による「節約効果」と「身体へのメリット」を教えてください!
禁煙を考える方のなかには、40歳になってからでは遅いのではと不安に感じる方もいるかもしれません。しかし、40歳から禁煙を始めた場合でも、節約と健康に対する大きな効果があります。 本記事では、40歳から禁煙する場合の健康面と費用面のメリットについて、それぞれ紹介します。禁煙するかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
40歳からでも禁煙は役に立つ
35~40歳から禁煙する場合でも、喫煙前の余命を取り戻すことが可能です。また、50歳で禁煙すれば6年、60歳なら3年もの寿命を延ばせるといわれています。そのため、喫煙年数が長く健康な状態には戻れないと思っている方でも、健康になれるチャンスはあります。禁煙を始めるのに遅すぎることはありません。禁煙を考えるときがたばこのやめどきです。 ■禁煙して15年後には疾病のリスクが非喫煙者レベルになる 禁煙すると健康によいさまざまな効果が生じます。禁煙から24時間後には心臓発作のリスクが低下することをはじめ、せきやたんなどの呼吸器症状の改善や、インフルエンザなどの呼吸器感染症にかかるリスクが軽減されます。早い人であれば、禁煙から1ヶ月ほどでせきや喘鳴などの呼吸器症状が軽くなるでしょう。 なお、禁煙から2~4年ほど経つと、虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが約1/3まで減少するといわれています。 また、禁煙から5年で肺がんのリスクが低下し、禁煙から10~15年経てばさまざまな疾病にかかる危険が非喫煙者レベルのリスクにまで改善します。 ほかにも、禁煙によって顔色や胃の調子がよくなったり、朝の目覚めがすっきりしたりするなど、日常生活で禁煙の効果が実感できることは多くあるでしょう。また、禁煙により自分の健康が回復するだけではなく、家族からも喜ばれます。 ■1日1箱吸っていた人は年間で約18万円の節約になる 1箱500円のたばこを1日1箱吸っていた場合、禁煙すると1年間で約18万円の節約ができ、10年間では180万円もの費用を節約できます。 40歳でたばこをやめて、仕事を退職する65歳までの25年間たばこ代を貯金し続ければ、約450万円もの貯金が可能です。老後の資産が足りないと悩んでいる方でも、早いうちからたばこをやめれば、健康面だけではなく資産形成にも役立つといえるでしょう。 ■非喫煙者になると保険料が安くなる たばこを吸っている人は、統計的に病気にかかるリスクが高く、なかには命にかかわる危険な疾病もあります。そのため、喫煙者の医療保険料や生命保険料は、非喫煙者と比較すると割高になる傾向です。 また、保険会社が定めている基準の一つに「健康体」があり、たばこを吸わない非喫煙者は保険料が割引になります。なお、過去1年もしくは2年間たばこを吸っていない場合には、非喫煙者料率が適用され、BMIや血圧、血液などの数値が正常であれば優良体料率が適用されます。 また、2つの料率が適用されれば非喫煙優良体として、さらに保険料が下がります。割引率は保険会社によって異なりますが、多くの会社が健康な方に対して保険料を割引く制度を導入しています。
【関連記事】
- ◆若い人がたばこを吸わなくなってきているワケ
- ◆「ロレックス」ってなんで高いんですか? 腕時計に「300万円」は高すぎるように感じますし、シルバーで似たような時計が「2000円」くらいで売っていると思うのですが…
- ◆たばこを20歳から「1日1箱」吸っています。同僚に「吸わなかったらベンツを買えるのに」と言われたのですが、本当に買えるものなのでしょうか? 現在50歳で、喫煙歴は30年になります
- ◆年間「5000円」の町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われました。正直払いたくないのですが、法的な拘束力はあるのでしょうか?
- ◆【要注意】「料金が未払いです」→「どうせ架空請求」と無視してたらまさかの「放置NG」だった!?