【日本ハム】五十幡亮汰が900万円増の2400万円でサイン…来季の目標はレギュラー取りと50盗塁
日本ハムは5日、エスコンで6選手と契約交渉を行い、全選手がアップ査定で更改。五十幡亮汰外野手(26)は今季年俸1500万円から900万円増の2400万円(金額は推定)でサインした。足のスペシャリストとして11月のプレミア12では、侍ジャパンでも活躍。井端弘和監督(49)にも今後の可能性を示された五十幡は、来季のレギュラー取りと50盗塁を目標に掲げた。 **** 球団からの評価に、五十幡は納得の表情を見せた。900万円増となる2400万円でサイン。94試合の出場で打率1割6分1厘、3打点とバットでは苦しんだが、主に代走として18盗塁をマークした。三塁からの本塁突入など、幾度も新庄監督のサインに応え「メインは代走としてでしたけど、チームの勝敗に関わるところで仕事をしてくれたと声をかけていただきました」と球団の評価にうなずいた。 来季への課題は明確だ。「課題は打撃だと思っている。まずは技術の前に体を少し大きくできたら。スイングスピード、打球速度、そういったところからまず成長していきたい」とオフのテーマを設定。来季へ向けては「野球をやってる以上は、レギュラーとして戦いたい。定着できてシーズンを戦えたら、50(盗塁)ぐらいいきたい」と高い目標を掲げた。 侍で得た収穫もある。打撃について「来シーズンにつなげるために話を聞いたり、アドバイスを頂いたり、自分から積極的に話を聞きにいけた」。中大の先輩でもある亀井コーチ、同じ左打者の小園や辰己と話す中でヒントを得た。さらに井端監督には「小柄の割に飛ばすし、バッティングでもお前次第で選ばれるところまでいけるから頑張れって、声をかけてもらえた。やる気になりましたね」。代表監督に示された可能性を信じて、バットを振る。 自主トレでは3年連続で広島・秋山に弟子入り。プレミア12で解説に来ていた師匠からは、頼もしい予告も受けた。「試合の打席を見て、お前の課題は分かったと言ってもらえた。自分で思っている課題と、アドバイスを頂いた中ですり合わせていきたい」。昇給分の使い道は、コレクターでもあるポケモンカード。条件を満たして進化するポケモンのように、課題を克服し進化した姿を披露する。 (山口 泰史) 〇…杉浦は1800万円増の来季年俸7000万円でサイン。「いい車が買えるぐらいアップ」と納得の表情だ。11年目の今季は40登板で2勝0敗3セーブ15ホールドで防御率1.56。セーブ、ホールドは3年ぶりに記録し「来季は50試合を最低クリアしてホールド、セーブ合わせて30は取りたい」。昇給分は高級車ではなく、4人の子どもの習い事へ充てる予定。「送り迎えしたり(今)シーズン中より忙しい」とパパの顔で笑った。 〇…山本拓は1200万円増の3200万円でサイン。リリーフで6勝を挙げた今季を振り返り「特に後半は貢献できた」とうなずいた。CSでは新庄監督から守護神起用も示唆されたが、背中を痛め離脱。斎藤友、田中正が守護神に指名され「あの2人から奪い取りたい。今はメラメラしてます」と守護神奪取を誓っていた。
報知新聞社