【NFL】ビルズ戦のここぞという場面で5回目のタッチダウンを決めたイーグルスQBハーツ
延長戦に突入し、試合終了の時間が迫る中、勝利をもぎ取ったのはフィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツだった。ぽっかりとあいたホールを全力疾走してバッファロー・ビルズのタックラー2人を振り切り、クオーターバックドローで左サイドを突破したハーツは、試合を決定づける12ヤードのタッチダウンを決め、イーグルスが延長戦で37対34の勝利を挙げるのに貢献している。 【動画】2023年第12週:ビルズ対イーグルス
それはこの試合でハーツが決めた5回目のタッチダウンだった。長引く膝のケガに悩まされている様子をしばしば見せているにもかかわらず、ハーツはイーグルスを10勝1敗――NFLで最高の戦績――に押し上げている。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、ハーツはペイトン・マニング(2005年と2006年)に次いで、1950年以降に2シーズン連続で、開幕からの11試合で10勝以上を挙げた2人目のクオーターバックとなったという。
イーグルスのヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニは「彼は試合の後半に本当に多くのクラッチプレーをやってのけた。それから、最後の最後にビッグプレーを決めた」と振り返っている。
「フロントのブロッキングはうまくいったし、ジェイレンはここぞという場面でタッチダウンを決めてくれた。彼について学んだことは何だろうか。彼がピンチに強いことはご存知だろうから、彼について学ぶことは何もなかったと思う。彼はこの3年間、私たちにとっても、この街にとっても、このチームにとっても、重要な場面で役に立つ存在だった。つまり、彼はただ前進し続け、集中して取り組み、最終的に大きなプレーをいくつか決めてきたのだ」
現地26日(日)に行われた試合で、ハーツは第2クオーターを除くすべてのクオーターで得点を挙げた。第2クオーターにビルズは17対7でリードしており、ハーツはそこからチームを立て直している。
キャリア4年目にして初めて、1試合で5回のタッチダウンを決めたハーツは「俺たちはただ勝つための方法を見つけ続けているだけだ」とコメント。