ロッテ・沢村拓一が結婚 現状維持2億円で更改後に発表「帰ったときに待ってくれる人がいるのは心強い」
ロッテ・沢村拓一投手(36)が2日、ZOZOマリンスタジアムで契約交渉に臨み、現状維持の年俸2億円(推定)で更改した。記者会見では、今オフに一般女性と結婚したことを発表。巨人や米大リーグ、レッドソックスなどを経て来季15年目を迎える右腕は「帰ったときに待ってくれる人がいるのは心強い」と喜びを口にした。 試合で見せる鬼気迫る表情とは違う。現状維持の年俸2億円で契約更改した沢村は、少しはにかんだ様子で会見の最後に切り出した。「結婚しました」。その言葉に幸せがあふれ出ていた。 「帰ったときに待ってくれる人がいるのは心強い。結婚したから責任感が増すかと言ったら、自分の仕事に対しての責任感は絶対に変わらない。だけど、自分が活躍することによって喜んでくれる人がそばにいる。すべての面でありがたい」 昨年1月に米大リーグから3年ぶりにロッテに復帰。今季は39試合に登板し、1勝2敗15ホールド1セーブ、防御率3・34だった。シーズンを振り返り「物足りない。来年37歳になるが、自分の可能性にかけてやっていきたい」と決意。チームメートでは中大時代の1年後輩にあたる井上、他球団では同学年の巨人・梶谷らが今季限りで現役を退く中「続けられるうちは続けたい。ユニホームは着たくても着られないので」と覚悟を示した。 今季はリーグ3位に終わった。優勝したソフトバンクには18・5ゲームの大差をつけられ「一歩どころではない。やるべきことをコツコツやっていくしかない」と危機感をにじませる。今オフも例年通りウエートトレーニングに励む予定。「やっぱり優勝したい。個人的な目標もあるが、チームが勝つことがすべて」と力を込めた。来季こそ、最愛の伴侶とともに笑顔で締めくくる。(森祥太郎)