テレ玉杯オーバルスプリントで待望の交流重賞初制覇を果たしたスマイルウィ

9月18日（水）の浦和11Rで行われた第35回テレ玉杯オーバルスプリント（JpnⅢ、3歳以上オープン、別定、ダート・右1400メートル、7頭立て、1着賞金＝3000万円）は、矢野貴之騎手の5番人気スマイルウィ（牡7歳、船橋・張田京厩舎）が道中は好位で脚をためて直線入口で先頭に並びかけると、力強く突き抜けて勝利。昨年2着に惜敗したレースでリベンジを果たし、待望の交流重賞初制覇を果たした。タイムは1分26秒5（良）。 単勝1.9倍と断然の支持を集めたスレイマンは、中団から懸命に追い上げたものの3/4馬身及ばず2着まで。後方から向こう正面で一気にまくって先頭争いに加わったサンライズホーク（4番人気）がさらにクビ差の3着に粘り込んだ。 ■スマイルウィ　父エスポワールシチー、母アップライジング、母の父コマンズ。鹿毛の牡7歳。船橋・張田京厩舎所属。北海道新冠町・芳住鉄兵氏の生産馬で、馬主は組）SRT。戦績34戦17勝。獲得賞金2億6338万円。重賞は2022年SⅡ京成盃グランドマイラーズ、SⅢサンタアニタT、SⅠゴールドC、23年SⅢスパーキングサマーC、SⅡマイルグランプリ、SⅠゴールドCに次ぐ7勝目。テレ玉杯オーバルスプリントは張田京調教師、矢野貴之騎手ともに初勝利。 ◆矢野貴之騎手（1着　スマイルウィ）「この馬らしく絶好のスタートが切れたので、良いリズムで運べました。少頭数ながらも厳しいレースになりましたが、馬が辛抱強く走ってくれたと思います。前走が心配な内容だったので半信半疑なところがありましたが、担当のスタッフの方がここまで持ち上げてきてくれたので、感謝しています。実力のある馬で“ようやく交流重賞を勝てたなあ”という感じなのですが、これからもっともっと良くなってくると思うので、また応援していただけると嬉しいです」 ◆西村淳騎手（スレイマン2着）「状態は良かった。もう少しだったんだけどね」 ◆M・デムーロ騎手（サンライズホーク3着）「気難しいところがあるけどね。今回はブリンカーを外したのが良かった」