福岡市の水族館でイルカ誕生 「親子で仲良く泳ぐ姿見に来て」
福岡市東区の水族館「マリンワールド海の中道」で新たにイルカが誕生した。バンドウイルカのオスで、10月27日にルナが出産した。11月23、24両日に開かれる「秋の感謝祭」で時間を限定してお披露目される予定で、担当者は「親子で仲良く泳ぐ姿を見に来て」と呼びかけている。 マリンワールドは計画的にイルカの繁殖を進めており、子イルカの誕生は5月のカマイルカ以来、半年ぶり。1989年の開館以降19頭目で、イルカの飼育数は24頭になった。 生まれた子イルカは体長110~120センチ。ルナは初出産のためマリンワールドでは出産前から子イルカに似せた手作りの「ターゲット」をルナに近づけ、子育ての訓練をしてきた。現在は子イルカが壁にぶつからないようサポートしたり、授乳したりする様子が見られるという。 飼育を担当する海洋動物課の野間重和さん(50)は「無事に生まれるか、うまく授乳できるか心配したが、寄り添って泳ぐのを見て安心した。成長を見守ってほしい」と話す。 「秋の感謝祭」では子イルカのお披露目の他、さまざまなイベントが予定されている。マリンワールド海の中道(092・603・0400)。【平川昌範】