銀メダル不満のトゥルソワが号泣&激怒の大荒れで大騒動…「二度と氷の上には立たない。こんなスポーツ大嫌い」の問題発言も
“最強ロシア3人娘”と話題になり、4回転ジャンプに関しては、トゥルソワが最も優れていたが、ミスが目立ち、ここまで国際大会では、ワリエワとシェルバコワの後塵を拝してきた。五輪の舞台で4回転ジャンプをすべて着氷させたにもかかわらず金メダルに届かなったことでフラストレーションが爆発したようだ。 一方で、USAトゥデーは「一部で翻訳されて伝えられているようにトゥルソワは、二度と氷の上に立たないと明確に最後まで言い切ったわけではない」と指摘。競技終了後にトゥルソワは、記者団から「あの発言は、二度と滑らないことを意味しているのか」と質問され「その時が来ればわかる」と答え、「否定も肯定もしなかった」という。 英ガーディアン紙は「5本の4回転ジャンプを披露したトゥルソワは勝利に値すると感じていたため、この結果は、彼女にとっても異論の多いものとなった」と分析。「その後、落ち着いたトゥルソワは、ジャッジに不満があったことを認めた」とし、トゥルソワが記者団に対して行った説明を紹介した。 「この結果は全然うれしくない。幸せではない。私は十分にやった。やれることは全てやった。その後のことは、私の手ではどうにもならないことだった」とジャッジの得点への不満を口にしたという。 また米インサイダーは、「5回の4回転ジャンプで金メダルを逃したロシアのフィギュアスケーターは、泣きながら、こんなスポーツは大嫌いと言い、二度とスケートをしないと(コーチ陣を)脅かした」という見出しで報じ、冷静さを取り戻したインタビューで、こんなやりとりがあったことを紹介している。 「なぜ、泣いたのか」と聞かれたトゥルソワは、「ただ 泣きたかったから、泣いた。私は(北京で)母も犬もいない3週間を一人で過ごしてきた。だから私は泣いた」と答えたという。ワリエワ問題がおきたこともあり、トゥルソワに対して、コーチ陣などのフォローがなく孤独感を感じていたのかもしれない。 トゥルソワが起こした騒動に対してSNS上ではファンから同情的意見が寄せられた。 「彼女は裏切られたと感じているのではないか。彼女は、五輪だけでなく、世界選手権、ロシア選手権、欧州選手権などでも金メダルを獲得したことがない。それは自分のことを大切にしてくれなかったコーチのせいで自分のライフワークが無駄になったと感じているのではないか」、「彼女はホームシックになっていたのかも。金メダルは5本の4回転で手にできるとも思ったのでしょう。彼女が受けていたストレスを考えると、あのように発言したのはよくわかる」 ドーピング違反問題の影響で4位に終わったワリエワの“今後”と共に、試合後に大騒動を起こしてしまったトゥルソワの“今後”にも注目が集まりそうだ。