「BIGになりたい!」ラグビーから競輪に転身の“強烈”ルーキー、G1オールスターに感銘「自分もいつかあの舞台に」
佐世保競輪場のミッドナイト「オッズパーク毎日山分け杯(F2)」が14日、2日目を迎える。3Rのチャレンジ準決勝に出走する藤井優希(25歳・山口=125期)に話を聞いた。 清水裕友が引っ張る山口支部に強烈キャラのヤバいやつが爆誕している。その名も藤井優希。高川学園高校、九州共立大学ではラガーマン。そんな藤井が競輪を知ったのはラグビー部の監督の影響だった。 「松本監督が以前に関東学院大学のコーチをやっていて、教え子に三谷竜生さんがいたそうで。三谷さんがグランプリを勝った動画を見せてもらって、“これだ”ってビビッと来ましたね。それまで競輪を知らなかった。山口に帰ってすぐに防府競輪場にあいさつに行ったら、桑原大志さんがバイク誘導をなさってて。この人に師匠になってもらいたいと思ってたら、翌日に桑原さんが“師匠になるよ”って言ってくださいました」
グランプリ出場経験がある桑原大志に師事し、養成所では生徒会長を務め、晴れてプロデビューした。 「BIGになりたい。BIGになる男、BIGマンです」 これが口癖だ。前検日も初日のレース後も口にしていた。 「スターになりたい。スター性はある。ないのは脚。必ず成り上がりますから。見ててください。ドリームレースの北井佑季さんと新山響平さんの先行争いには心を打たれました。自分もいつかあの舞台に行く。今回は来る前に佐世保バーガー屋さんのビッグマン行ってきて食べてきた。お客さんがいっぱいでした。準決勝は同期の志田君とですね。初対戦。楽しみしかない。ド先行で行きます!」 現時点ではヤバいやつにしか聞こえないが、憧れが新庄剛志というだけに、これからもあっと驚くようなことをやってのけるかもしれない。まずは同期の格上、志田を相手にどんなレースを見せてくれるのか楽しみだ。(netkeirin特派員)